2011年5月26日木曜日

積読中国1-1「岐路に立つ中国―超大国を待つ7つの壁」津上俊哉

津上さんの2冊目。
旧通産、経済産業研究所時代の津上さんにお会いしたのは2003年の当社創業期である。
前書「中国台頭」は良く読み、勉強をした。今回もさすが!勉強いたします。
間違いなく良書、必読です。

「中国を分析し、今後の関係を考えていくときには、国民の集団意識や集団心理が中国という国や政府の選択と行動を制約し、方向づける要因になっているという意味で、国際関係心理学」が必要だと主張する。

つまり、中国においては、中国、中国人のものの考え方にとどまらず、現在中国が置かれている状況を、経済や歴史など様々な観点から、あるいは他国との関係性から見てとらえ、分析していくことが必要だということ。

・中国人の「妥協=投降=売国」という図式
・統一口径 などの例、なるほど。

「中華思想」などと実感をもてない不可解な言葉を表面的にあやつり、思考停止している人には及ばない丁寧な分析がここにはある

2011年 日本経済新聞社
http://www.amazon.co.jp/dp/4532354587

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