2011年5月11日水曜日

積読 生産 3 日経文庫ビジュアル「品質管理の基本」内田治

第3版を読んだ。

文庫なので、ページの制約上、編集本として寄せ集め的になりがちであるが、品質管理の一通りがしっかり書かれており好感が持てる。

私のまとめ的には、
品質とは、企画品質、設計品質、製造品質、サービス品質の4つである。

・品質管理は3段階で発展してきた。
1 不良品を出荷しない = 検査による品質保証
2 不良品を製造しない = 工程管理による品質保証
3 不良品を企画・設計しない = 源流管理による品質保証
技術論で行くと、
1は、?
2は、問題解決、改善、QC手法
3は、田口メソッド
となるだろうか。

・品質管理の役割は、
「企業収益の拡大」→「1 売り上げの拡大」→買い手の要求に合ったものを提供する。                   →「2 損失の減少」→不良品を出さない、作らない。(←品質管理)
であることも、当たり前ながら確認した。

・QCストーリ―の「系統図」(目的を達成するためのアイディアを作成する)こともここで再確認。
問題解決の3つの類型の「設定型」の展開と同じである。BHCCの問題解決研修では、仮説思考などを使っているが、古い文献を探ると何か別のノウハウが飛び出すかもしれないと思った。

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